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2011年9月12日 (月)

東北地方太平洋沖地震の考察


大津波が掘り起こしたもの


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東北地方太平洋沖地震の考察(22)




(前回の続き)

4 この代表選で再認識できたことがある。以前も書いたが、小沢一郎にとって鳩山由紀夫なる人物は鬼門であるということだ。
さる6月2日の、民主党の両議員総会で行なった鳩山の演説は多くの国民が覚えている。鳩山は、この両議員総会で菅直人が総理を辞任すると話がついたから、野党が提出した国会での首相不信任案を否決するように演説したのである。

これですべてはぶち壊しになった。その結果、菅直人はすぐに辞めると信じた民主党国会議員の大半が、不信任案に否決にまわってしまった。菅直人は不信任案が否決された後、すぐに辞意を撤回し、その後の3か月の被災地対策と外交の空白を招いた。

この集団詐欺事件(とわたしは呼んでいる)は、菅直人と鳩山由紀夫という、詐欺師とピエロの茶番劇とするのが大方の見方である。しかし、実は背後に巨大な第4権力(マスメディア)がいて、これが菅直人の続投に向けて動いたというのが真相である。そのことについてはすでに書いたので、ここでは繰り返さない。


5 この両議員総会の演説で、鳩山由紀夫は結果的に小沢の足を引っ張った。この事件は、結果的に田中真紀子らの党員資格停止処分につながり、今回の海江田の投票数の減少に繋がった。

鳩山由紀夫という存在は、民主党にとっても、小沢一郎にとっても、疫病神のような存在なのかもしれない。おそらく小沢は鳩山のことが人間的に憎めないし、好きなのだろう。そしてうまく使っている気になっているのかもしれない。しかし、鳩山は、大甘のお坊ちゃんのふりをして、重要な局面では常に菅直人に軍配を上げ続けてきた。鳩山は、もしかすると、トリックスターの性格にアンタゴニストの性格を併せ持った、非常に興味深い人物かもしれない。実は小沢を騙しているのかもしれないのである。最近、小沢に、いかにも岩手県人らしい人の良さと、老いが感じられるのも気になるところである。

鳩山が内閣を組織したとき、内閣から小沢を外したのも鳩山であった。また、鳩山が辞任したとき、小沢を後継者に指名せずに、逆に辞任の道連れにしたのも鳩山であった。結果的にはこれが菅首相への途を開いた。そして今回、海江田万里を候補に担ぎ、敗北の道を切り開いたのも鳩山である。

小沢は、今後は、鳩山を使うのをやめた方がいい。
この世には、面白いように使えて、実は側においてはいけない人物というのがいる。面白いし、自分によくしてくれる。しかしあいつが絡んだことで、自分がうまくいったことがない、といった関係がこの世には存在する。災いばかりが降りかかるのである。こういう人物を側において重用したときは、何事をやってもうまくゆかない。始末が悪いのは、そのトリックスターにしてアンタゴニストでもある人物が、自分の失敗に気付いていなくて、善意で振る舞っている場合である。


6 今回、海江田万里を首相候補に担ぐことには、わたしは大いに疑問だった。
海江田で鮮烈に覚えていることがある。それは政権獲得後の最初の予算委員会で、首相の鳩山に向かって、「君子は豹変する、というのは、悪い意味ではない、マニフェストなどは守る必要がない」といった趣旨のことをぬけぬけと言い放ったのである。まだ政権を獲得した直後のことである。これだと、マニフェストは最初から国民を騙す、性質の悪い仕掛けだったことになる。

海江田は、現在、国民にもっとも人気の悪い原発推進担当の大臣である。売国的なTPP賛成論者であり、国会で号泣するような軟弱な弾である。これだったら担ぎようがないではないか。よりもよってどうして原発まみれの政治家を候補に担ごうとするのか。
海江田は、戦後最低最悪の首相だった菅直人との確執があった。菅との比較でよく思われるフシがあるが、財界隷属の原発推進者であることに変わりはなかった。

さすがは、君子は豹変するで、海江田は投票直前に、矢継ぎ早に民主党の原点回帰やら小沢処分の見直しに言及した。調子に乗って「3党合意見直し」まで口走った。これで海江田の落選が決まった。これは、国会で手に「忍」の字を書いてカメラに見せたセンスのなさが、露呈した瞬間だった。

「3党合意見直し」に言及したことで、海江田に対する野党の総攻撃が始まった。未熟な民主党中間派の議員票が、解散を恐れて海江田から離れてしまった。

今回、民主党の浮動票は5、60票もあったといわれる。この浮動票の、代表選択基準は、解散をしない候補者ということだった。
もし前原が新代表になれば、国会で野党に闇献金問題で追及される。前原はマスメディアによって作られた偽装の人気があるうちに解散総選挙に走るだろう。
海江田が勝てば、「3党合意見直し」で正面から野党とぶつかる。行き詰まった挙げ句、これも解散総選挙に走る。
そこをうまく突いた野田が、なりふり構わずに、自分は解散をしない、と代表選挙で約束したのである。

こんな見識を欠いた立候補演説は聴いたことがない。政策を語らずに、もっぱら民主党B層向けに、父が貧困だったというお涙頂戴の浪花節を語り、首相の専権事項である解散権にまで触れ、この伝家の宝刀は抜かないと約束までしてしまったのである。政治的見識も矜持もあったものじゃない。この低次元の権謀で我が国の新総理は決まったのである。

海江田にも野田にも共通していえることだが、世の中には、いうべきことと、いってはならないこととがあるのだ。さらに、いうべきことにも、発言のタイミングというものがある。これのわからない人間は、わたしの経験からは死ぬまでわからないのである。センスの問題だからだ。


7 もともと民主党には、選挙当日に会場で選挙演説を聴いて決めるという、未熟な政治家が多数存在している。いったい君たちは、日頃、国会で政治の話はしていないのか。自分たちの仲間の誰それがどういった主義主張の持ち主であり、今回の立候補にあたってどういった主張をしているかを、会場に足を運ぶまで知らないのか。
かれらは、一般企業でも公務員の世界でも、投票して何かを決めねばならないときに、演説を聴いて決めるいというバカなことはしていないことを知るべきである。演説の前に、その懸案の是非について考え、その自分の考えと同じ考えの立候補者に賛成票を投じるのだ。むしろ演説のうまい下手で決めるのはよくない、訥弁、能弁で決めるのはよくない、というのが一般社会の共通認識になっている。
民主党の国会議員には、代表選挙のたびに、会場で演説を聴いて決める、という政治家が大勢出てくる。そういうことだから、菅直人に軽く騙され、党と自分の将来をつぶされるバカな選択をしてしまったのである。


8 小沢一郎は、党を割って出ることはない、といたるところで明言している。これは言わない方がいいように思われる。なぜなら、菅直人ら卑劣な権謀に、それだったら小沢には何をしてもいい、という安心感を与えるからだ。忘恩の卑劣な人間の前では、怒らせたら民主党を解体する、と思わせておいた方がいいに決まっている。小沢の仲間も、その小沢の名前を使った方がやりやすいのである。最近の小沢には、自分についてくる若い政治家の将来を慮るあまり、そして鳩山に足を引っ張られて、往年のふてぶてしさが薄れてきたように感じる。


9 この国の将来を一度は任せてみたい政治家が何人かいる。小沢一郎と亀井静香はそのなかに含まれる。このわたしの判断は揺るがない。わたしはかれらが政界に留まり続けるかぎり、かれらを支持し続ける。
小沢が幹事長や代表だったとき、民主党は選挙で勝ち続けた。ところが民主党が小沢の影響力を殺いだとき、民主党は選挙で負け続けた。国民と民主党員とでは判断がかくも異なっている。そのことが愚かな民主党員はわからないのである。

次の選挙では、民主党以外の、反原発、反増税、対米自立を明確に主張する政党に投票しなければならない。高給を与えているのに、国民を不幸にしかしない政治家たちの愚かさは、その政治家を選び続けているわたしたちの愚かさの反映であることに、そろそろ私たちは気付かねばならない。
(続く)



今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。

 年々にわが悲しみは深くして
   いよよ華やぐいのちなりけり
           岡本かの子

また、面白い文章を書きますね。
みんな、あしたこそ、幸せになあれ!

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